その9:
ハリソン ホット スプリング
 

 色々あった日々でしたね。

  イラクの日本人人質の事は、中でも大きな事だったと思います。そもそも、人質にとられなくてはならなくなるような状況を作ってしまった事が問題なのであって、「自分勝手な思い込みで危険なイラクなどに行ったことが問題」などと嘯く政治家には、辟易します。そういう草の根的に地道な活動をしている人の上に、「日本人にもこういう人がいるんだ」という信頼が生まれていることを忘れてはいけないと思います。
 イラク人と共に生き、彼らと共に泣き笑い、日々を分かちあっていた人達。尊敬します。それを何もしないでテレビにかじりついて興味本位だけで何もしない人達が批判できるのでしょうか?人質になった人達は、居心地の良い所で何の心配もなく美味しいものを食べ高価なものを買いあさり、余興にふけっていたわけではないのです。
 そんな旅は、お互いの国の文化や人理解することからは遠くかけ離れています。政治家は「解放されて良かった」「寝食を忘れて救う為に尽力した」というけれど、命が助かったから良かったと思っているのではなく、自分達の体面が保たれたように見えるから良かったと言っているだけのように見えます。

 フィガロ紙では、日本にもそんな勇気のある人がいたんだと感心して、政府や世間が彼らを批判しているらしい、と皮肉っていたとか。また、カナダでも元々シリア人で移民してカナダ人になった人で、やはりボランティアをしていた人が人質になったのですが、日本のように朝から晩まで家族を付け回すような報道は全くなく、解放されても、彼は母親に「心配させてごめんね」と言ったくらいで、特に『世間に誤る』なんてことはなかったし、勿論費用を自分で払うなんてことも聞いた事がありません。
 また、彼は「また、ボランティアに行く。」と言っているそうです。夫に「どう思う?」と聞いたら、「偉いね」と言っていました。それが普通のカナダ人の反応だと思います。カナダのニュースでは、「日本人の人質になった人達は、帰国して陳謝した。」と、奇異な事のように報道していました。鎖国時代の日本からどれだけ何が変わったのだろう、と日本人として悲しくなります。
 


 バンクーバーに通称アダムという17歳の少年のヒーラーがいるそうです。彼は、14歳からヒーリングの能力に目覚め、もう千人もの人の病気を治したそうです。ガンや植物人間、何年も車椅子の生活をしていた人など、難病と言われるものから軽いものまで色々です。彼がすごいのは、写真で遠隔治療をするのですが、どこが悪いか、説明なしに分かるのです。ロックの有名なローニー ホーキンスという人の末期ガンも治したそうです。
 彼の本があるのですが、それによると、抗がん剤治療をした人の身体の中は、まるで戦争の後のように荒廃している、と書いてありました。人間はだれでも自分で自分を治せる力がある。ただし、本気で治そうと思わなければだめだ、とも。彼のワークショップがあるのですが、それはすぐに一杯になってしまうそうです。バンクーバーでは終わったばかりで、今月末にはトロントであるそうです。もっと早くに彼の事を知っていればと思います。

  バンクーバーから東へ車で2時間ほどのところに、ハリソンという所に温泉があります。そこのホテルに行ってきました。そのホテルには室内と屋外の温泉と、屋外に温水のプールもあります。2泊しましたが、とってもリラックスしました。2日目には3回温泉につかり、また泳いで、すごく元気になりました。
 こちらの温泉は水着を着て入るので混浴です。これはこれでいいな、と思いました。別れて入らなくていいのですから。また、夜にはラウンジでバンド演奏でダンスを踊る、なんていうディナーもあり、年配のご夫婦が結婚40周年、50周年記念とかで来ていて、皆元気で楽しそうに踊っていました。夫が「年を取るっていうのもいいもんだね。」と言っていました。私達も久しぶりに踊って、楽しかったです。皆さん正装していて、ここで踊るのを楽しみにしているみたいでした。

  17日のファッションショー、24日の小さい公演も無事に終わりました

 では、また。

                                                                                                       弥生

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