その14:
50にして迷う?
 

 8月に入りました。母が日本に帰って、母は静かな人なのですが、なんだかすごく静かです。ラジエーションから帰ってきて、「ただいま」と言っても「お帰り」という声がないと寂しいですね。

 ラジエーションが始まってからの日々は、早かった。何しろ毎日なので、すでに10回が終わり、残り6回。カナダは8月2日の月曜が休日だったので、今週は4回。そして、来週2回で終わりです。ラジエーションの副作用は、それほどつらいものではなく、皮膚が日焼けしたようにひりひりする事があるのと、その部分が熱くなり、寝付くのに時間がかかるくらいで済んでいます。思ったより元気で、柔軟などのエクササイズもいつものように出来ます。もっとも、ラジエーションが始まる前は3分から5分していたヨガの倒立は控えていますが。

  先週の水曜から恒例の花火大会が始まりました。先週と今週の水曜と土曜、全部で4回の大会で、3つの国が競います。先週の水曜は中国、土曜がスウェーデン、今週の水曜がスペイン、土曜は全部の国が一緒にやります。国によって趣向が違い、色使いも違い、  中国は華やかで赤を多く使っていたようでしたが、スウェーデンは緑とピンクが目立ち、  見た事もないような仕掛けもあり、楽しみました。次のスペインがどうなるのか楽しみです。

  また、日本人のフェスティバル「パウエル祭」が、7月31日と8月1日にありました。屋台がでて、たこ焼きが一番人気。私達も並んで買いました。結構懐かしい味で美味しかったですよ。
 8月1日は ゲイ パレード もありました。「プライド パレード」というパレードで、なんとも賑やか。カナダでは一番大きいゲイパレードだそうで、シカゴからも参加団体がありました。その団体は、半ズボンの兵隊風の男性達が、長身の銃をバトンがわりに使って、歩きながら、演じながらパレードするのですが、全員がぴったり揃って、めちゃくちゃカッコイイのです。そうかと思えば、ほとんど裸に近く乳首に大きな花をつけた女性達、男性の部分にだけ飾りをつけた男性達。ただ、歩くだけの団体もありましたが、凝った団体は「なかなかやるね!」って感じ。
 


 
私は今まで自分で決めた事はなんとか成し遂げてるようにしてきたつもりでしたが、事「ガン」になるとさすがに勝手が違って、迷います。ラジエーションもしたくないとずっと思って来て、なんとかしないで済むようにと努力したつもりでしたが、結局する事にしたし、今は手術をどうするかでまた迷っています。この先10年は生きたいと思うと、やはりした方がよさそうだし。しないでも生きる人もいるし。大体抗がん剤だって、しないでもガンが消えたという人もいるのだし、、。などと思うと、どうどう巡り。自分がなかなか決心がつかないという状態にいるのが、なんだか私らしくないような気もしますが、ここは迷うだけ迷ったほうがいいのかも知れません。

  抗がん剤の副作用で黒くなっていた爪の部分も、ほとんどなくなり、横縞があるとはいえピンクの部分が生えてきました。すごいものですね。いまだに足の指と裏、手の指先のしびれは残っていますが、抗がん剤の副作用は楽になってきているようです。眉毛はしっかり復活。まつげももうすぐ以前の長さになりそう。髪の毛も伸びてきて、最近は帽子で済ませることのほうが多くなりました。

  バンクーバーの夏は峠を超えた感じがあります。日の入りも少し早くなり、8時台になりました。日本の夏はまだまだですね。

  では、また!

                                                                                                    弥生

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