その10:
Getting Well Again
 

 抗がん剤治療が一応終わりました。8回の予定でしたが、経過が良いのと、ドクターでも見つけられない程にガンが小さくなって、一つは米粒大、もう一つはアズキ大になっているからです。最初の抗がん剤はまだ耐えられる感じでしたが、変わった抗がん剤の副作用は本当につらくて、このままでは、自分の身体ではなくなってしまう恐怖感がありました。自分の身体は自分が一番良くわかりますよね。
 それが、自分の身体がぼろぼろになっていくのが分かるのです。ガンは小さくなって行くのだけれど、抗がん剤の副作用で、身体が弱り、それこそ死を意識するまでになって、これではいけないと思いました。それで、「止めたい。」とドクターに伝えたら、「今回で終わりにしてもいい。」というので、妥協したわけです。

 最近、色々本を読んでいますが、そのうちでも「Getting Well Again」という本があり、ガン患者の為にちゃんとした医師が書いたものですが、ガンになった原因を自分で解明しないと治らないということが書いてありました。ガン細胞は、結構弱虫で情けないやつなんだそうです。そして、だれでも持っているのだそうです。普通は白血球がやっつけるのだけれど、何かの事情で白血球が弱くなっている(多くはストレスな)時に、成長してしまうんだそうです。ガンの場合は病気の発見の半年から1年半前からのストレスが、原因なのだそうです。私の場合、自分で見つけたのが、2002年の8月でしたから、2001年の2月から育ち初めていたということになります。
 まあ、そう言えば、心当たりはないわけではありません。いずれにしても、役者とプロデューサーの二足の草鞋は、かなり無理があった事は確かです。いつまでも続けられるものではなかったのかも知れません。「病気になったことで、どんな有利なことがあったか?」という質問がありました。要するに、病気を言い訳にできることがあったかどうか、ということですが、去年は「こんな事くらいで負けるもんか。」と、心の片隅に「休みたい」気持ちを追いやって、今までと同じに、それ以上に活動をしようとしていました。心と身体の叫びを頭が聞かなかった、ということでしょうか。

 でも、「病気を言い訳にしていいんだ、休めばいいんだ。」と、気持ちを変えました。再発は、それが原因だったのでしょうから。とにかく、生活を根本から変えなければいけないということが書いてありました。
 


 最近、抗がん剤やラジエーションはしないほうが良いというようなことを書いてある本が結構ありますね。
 私の場合、抗がん剤をして、本当に惨めな思いをして、初めて分かった事もあり、それはそれで仕方なかったのかな、と思います。これで、副作用がすこし楽になったら、自分でガンを退治できるようにやってみます。まず、抗がん剤で少なくなった白血球を元に戻すことから始めます。

 「Getting Well Again」によると、自分の白血球がピラニアでも魚でもいいからイメージして、それが意気地なしのガン細胞を食べてしまうのと想像すると良い、と書いてありました。そして、その魚は全身をパトロールして、最後には消えて行くのだそうです。毎日3回瞑想とそれをやるといいと書いてありました。ようやく、自分の身体を自分に取り戻したのだから、今度こそは、ちゃんと身体の言う事を聞いて、しばらくのんびりするつもりです。

 先日、ダンスセンターで、ギリシャの仮面のワークショップが5日間に渡ってありました。ギリシャからきた講師と、ベネズエラからきた50代の講師の3人で教えでいました。私も興味があったので、参加してみました。参加してみて、伝統的なものはどこの国でも同じだなあ、と改めて思いました。ワークショップが終わって講師から、「弥生から色々学んだよ。」と言われて、嬉しく思いました。

 アイスホッケーの世界チャンピオンシップがあり、カナダが金メダルを取りました。

 では、また。

                                                                                                       弥生

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